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2015年3月12日

矯正歯科

歯並びが悪いと、見た目が良くないだけでなく、大事な身体の影響にも悪影響を及ぼします。そのため当院では、子どもの頃からの矯正をおすすめしています。無料で相談が可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

矯正

当院では、乳歯と永久歯の両方が生えている「混合歯列期」の早い時期に歯並びの悪い状態を矯正することによって、永久歯をできるだけ抜かずに残す矯正治療を行っています。

生活習慣や虫歯が原因です

矯正噛み合わせや歯並びが悪くなるのには、いくつかの原因があります。このほか、病気やアレルギー、遺伝も歯並びや噛み合わせの悪さにつながることがあります。

●指しゃぶり
まだ歯が生えていない赤ちゃんの指しゃぶりは問題ありません。しかし4~5歳になっても指しゃぶりが直らない場合、指の力で歯が動いてしまい、出っ歯などの原因となります。また大人の場合も、頬杖をつく、爪・指を噛んでいる、いつも一定方向を向いて寝ている、といった癖や習慣が歯並びを悪くする原因となります。

●食習慣
子どもの頃に、よく噛まずに食べたり飲み物と一緒に飲み込んだりといった食習慣が身についていると、骨の成長期に顎が十分に発達できずに小さくなってしまいます。そのため、小さな顎に大きな歯が生えるには十分なスペースがなく、前後にデコボコした歯並びとなってしまいます。

●乳歯の虫歯
乳歯には、あとから生えてくる永久歯のスペースを確保する役割があります。しかし、乳歯の虫歯を放置したために歯の形が変わる、あるいは抜歯した場所がそのままになって隙間がある。そんな場合には永久歯が正しい位置に生えてくることができなくなるので、歯並びが悪くなることがあります。大人の場合も、抜歯したまま放置していると、親知らずに押されたり、左右の歯が隙間に移動したりして歯並びや噛み合わせが悪くなることがあります。

不正な歯並びの種類と症状

矯正上顎前突(じょうがくぜんとつ・出っ歯)
正常な前歯の噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯より2~3mm前に被さっています。それよりも大きく上の顎が前に出ている状態がいわゆる出っ歯で、口元が突出した感じの横顔となります。

矯正反対咬合 (はんたいこうごう・受け口)
下の顎が上の顎よりも前に出ている状態です。上下の顎の大きさや位置のアンバランス、鼻疾患による口呼吸が原因になることがあります。また、上あるいは上下の唇を吸い込む癖が原因になることがあります。そのほか、遺伝的な影響も考えられます。

矯正空隙歯列(くうげきしれつ・すきっ歯)
歯と顎の大きさがアンバランスな場合や歯の本数が少ない場合、歯が生えるスペースが余ってしまい、歯並びが悪くなります。また、舌を押し出す癖が原因となっている場合もあります。唇や舌の裏側の小帯が邪魔しているなど、先天的な要素が原因のこともあります。

矯正過蓋咬合(かがいこうごう)
上下の歯の噛み合わせが深すぎる状態で、噛んだときに下の前歯がほとんど見えなくなってしまいます。歯や顎の大きさや位置のアンバランスが原因です。

矯正開咬(かいこう)
上下の歯を噛み合わせても、奥歯が数本噛めるだけで上下の前歯が当たらない噛み合わせです。鼻疾患や指しゃぶり、舌を押し出す癖、口呼吸、舌の位置異常が原因となる場合があります。

矯正叢生(そうせい・乱ぐい歯)
歯同士が「押しくらまんじゅう」をしているように、歯並びがデコボコになってしまう状態です。歯の大きさに対して顎の骨の幅が狭いのが原因となります。

歯並び・噛み合わせの悪さは病気の原因に

矯正歯並びが悪い場合は精神的に、また噛み合わせが悪い場合は身体的に、さまざまな影響を及ぼします。このほかにも、冷え性、腰痛、めまい、いびき、集中力低下、生理不順・不妊といった悪影響を招く恐れがあります。

歯並びからくる影響
●精神的影響
人と話すときに歯並びの悪さがコンプレックスとなり、人と話すのが嫌になったり、人と接触するのを避けるようになったり、口を開けて笑えなくなったりします。

●虫歯や歯周病にかかりやすくなる
歯同士が重なっているなど歯並びが悪いと、歯ブラシの毛先が歯と歯の間に届かず、その部分に歯垢や歯石が溜まって虫歯や歯周病など歯の病気にかかりやすくなります。
また、唾液にはお口の中をきれいにする自浄作用がありますが、噛み合わせが悪いために食べ物をよく噛むことができずに唾液の分泌量が減り、お口の中が汚れたままとなってしまいます。その結果、それが口臭の原因となることもあります。

噛み合わせからくる影響
●発音障害
反対咬合や開咬の場合、さ行やた行の発音が不明瞭になりがちです。

●イライラや体調不良
噛み合わせが悪いと、うまく噛もうとするために顎が不自然な動きをするので、顎や肩の筋肉に無理な力がかかります。そのため、この周辺の筋肉が疲れて神経や血管を圧迫し、身体のあちこちに悪影響を及ぼすことがあります。頭痛、肩こり、胃腸障害から、イライラ、気分の落ち込み、無気力といった精神的影響まで、さまざまな症状の原因となる可能性があります。

●顎関節症
口を大きく開けることができない、口を開けるとカクカク音がする、顎の関節に痛みがあるといった症状が見られるのが顎関節症です。姿勢が悪かったり、ストレス、歯ぎしり、食いしばりなどがあったりすることが原因とされますが、噛み合わせの悪さも大きな原因の1つと考えられています。噛み合わせが悪いと、顎の関節に無理な力がかかるために、身体のほかの部分に異常が現れるのです。

●胃腸障害
噛み合わせが悪いために食べ物を十分に噛み砕くことができなくなります。また、ものを噛むことには唾液を分泌させる働きがありますが、十分に噛めないと唾液の分泌が少なくなり、食べ物が消化しにくい形のまま胃に送られてしまいます。その結果、胃に負担がかかって調子が悪くなってしまいます。

●不眠症
十分に噛み合わせが行われないために脳に送られる信号の調子が悪くなり、夜になっても脳が活動的な状態となるため不眠になります。

●肥満
あまり噛まないために脳に送られる信号が減少し、いつまでも満腹感が得られないために食べ過ぎの原因となります。その結果、肥満になります。

●高血圧
噛み合わせが悪いと特定の歯だけが噛み合うため、その刺激が首の筋肉と血管を圧迫します。その結果、血液循環が悪くなり高血圧の原因となります。

小児矯正にはこんなメリットがあります

矯正学童期(小学校低学年~12歳くらい)に行う小児矯正は、歯の生え変わりと顎の骨の成長を利用することができる唯一の時期です。この時期に矯正治療を始めることで、さまざまなメリットを得ることができます。

<小児矯正のメリット>
●抜歯の可能性が少ない
顎を拡げたり顎の骨の成長を促したりすることで、抜歯をする可能性が低くなります。永久歯になってからの矯正ではしばしば2~4本の抜歯をすることがあります。

●顎の骨の曲がりを治すことができる
顎骨がアンバランスな噛み合わせになっていると、そのままでは顎が変形してしまう可能性が高くなります。小児期に矯正をして改善を図ることにより、顎偏位(顎の曲がり)を改善することができます。

●歯並びが悪くなるのを防ぐ
乳歯の抜歯タイミングをコントロールすることで、歯が曲がって生えたり重なって生えたりする原因を取り除くことができます。そのため、噛み合わせの良い状態に導くことができます。

●歯や顎への負担を減らせる
早期に歯並びを良くすることにより悪い噛み合わせがなくなるので、極端な歯のすり減りや顎への負担を軽減します。

●期間が短く、治療費も安くなる
顎の成長をコントロールして永久歯が正しく生えるように導くことで、永久歯列になってから行う本格矯正の期間が短くなります。また、子どものうちに矯正治療を行う方が、大人になってから行うよりも治療費が少なく済むというメリットもあります。

矯正治療に要する期間について

歯列矯正は、歯科治療の中で最も時間を要するものです。その期間は個人によって差がありますが、およそ3~5年かかると考えてよいでしょう。小児の場合は比較的短くて済みますが、成人になると10年に及ぶこともあります。なるべく早いうちに治療することをおすすめします。

小児矯正を行う適正な時期
子どもの歯列矯正は、乳歯が生え変わる3歳から12歳までの時期に行うのが良いとされています。この期間は成長期の最中であることと、骨格の成長の速度が原因となる出っ歯や受け口を手術せずに治療するのに都合がいい時期でもあります。

矯正治療の流れ

矯正【STEP1】無料相談
当院では、歯並びや噛み合わせでお悩みになっている患者さまのお口の状況をもとに、無料で具体的なアドバイスをしております。

矯正【STEP2】精密検査・診断
レントゲンや歯の模型のほか、皮膚の軟組織の形状などから最適と考えられる治療計画を立てます。
※検査料:10,000円(税別)

矯正【STEP3】治療
治療は、抜歯・非抜歯を問わず1~2年の期間となります。
お子さまの場合は、成長中と成長後に行う2回の治療に分かれます。

・第I期治療:歯がキレイに並ぶための顎の大きさを確保する治療です。
・第II期治療:大人の歯が生え揃ったあとの治療です。
※成人の矯正は、お口の形状に合わせた最適の治療計画をもとに矯正治療を行います。

矯正【STEP4】保定
歯の動きを安定させるために固定装置をつけます。期間は3~4年程です。



床矯正治療について

矯正当院では、ドイツで生まれた床矯正(しょうきょうせい)に力を入れています。この矯正法は、一般的な方法に比べて費用も安価で痛みが少なく、歯を抜く必要もありません。

<床矯正の特徴>
・取り外しができる装置を使って顎を拡げ、歯を並べます。
・抜歯せずに歯列弓を広げて歯列を整えます。
・痛みがほとんどないので、小さなお子さまでも無理なくできます。
・基本的に永久歯は抜かずに顎を拡げて歯を並べます。
・治療にはネジのついた装置を使用します。このネジを回転させることで少しずつ顎を拡げ、歯を正しい位置に移動させます。
・装置の取り外しができます。
・成長期に治療することにより、バランスの良い顔立ちとなります。

床矯正と従来の矯正治療の違い
床矯正が永久歯の抜歯をせずに歯列を整えるのに対して、現在広く行われている矯正治療では、歯を抜くことでスペースを確保し、顎と歯のバランスを保っています。床矯正は装置についているネジを調節することによって歯列顎を拡げ、歯を正しい位置に移動します。

部分矯正について

当院では部分矯正(MTM:マイナー・トゥース・ムーブメント)を行っています。部分矯正とは、動かす歯を1本~数本に限定して矯正する治療法です。通常は多数の歯を動かすために治療に数年単位で時間がかかりますが、部分矯正の場合は動かす歯を限定するため、クラウンやブリッジの治療といった補綴処置を組み合わせることによって半年程度で改善の効果を見ることができます。

部分矯正の特徴
部分矯正は、噛み合わせの悪いすべての症例に有効ではありません。補綴治療やインプラントを行うときに、歯の位置のズレや傾きなど一部を事前に修正する場合に用いられる治療法です。しかし、短期間で行うことができる上、隙間が空いている前歯を移動させたり、傾いている歯をまっすぐにしたりする場合にも有効な治療法です。


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